SM-3 Interceptor-hero

SM-3迎撃弾

スタンダードミサイル-3:陸上・海上の弾道ミサイルに対する防御

 

SM-3® 迎撃弾は短距離~中距離ミサイルを破壊するのに使用される防衛用兵器です。

迎撃弾は、爆発性の弾頭ではなく剪断力によって標的を破壊します。この「運動飛翔体」は、時速600マイルで走る10トントラックの力で、標的に衝突します。この技術は、弾丸を弾丸で迎え撃つのと同様です。

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ハワイ・カウアイ島にて、米国ミサイル防衛局と米国海軍によりイージス・アショア兵器システムからSM-3® ブロックIB誘導ミサイルを発射。

地上配備SM-3迎撃弾
SM-3ミサイルはイージス・アショア・システムの一環として地上にも配備されています。これは、海上配備イージス弾道ミサイル防衛システムと同じものです。地上配備SM-3により、連続的なカバレッジが可能になり、他の「下層」ミサイル防衛ソリューションに比べて少ない設置数で広域の地域防衛が実現します。またSM-3ミサイルの地上配備により、海軍が海上任務に集中することができるようになります。

SM-3迎撃弾は、欧州におけるミサイル防衛の段階的向上アプローチの中で必須の要素となっています。迎撃弾は欧州沿岸沖合に配備された米国海軍艦艇に搭載され、現在、欧州防衛をさらに強化するため、ルーマニアに地上配備・運用されています。ルーマニアで次の地上配備SM-3迎撃弾配備地の運用が始まると、欧州全域が弾道ミサイル攻撃に対して防備されることになります。

SM-3迎撃弾は陸上配備・海上配備できる柔軟性をもつことから、弾道ミサイル防衛能力を備えた海軍をもたない国でも、広範な陸上地域を防衛することが可能になるという利点をもたらします。

このプログラムは宇宙空間で約30回迎撃に成功しており、米国海軍と日本の海上自衛隊に250基を超える迎撃弾が納入されています。

SM-3 Interceptor

ルーマニア・デベセルにある海軍支援施設に配備された米国イージス・アショア・ミサイル防衛システムは、2016年に完全運用を開始。(写真: 米国陸軍工兵隊)

SM-3ブロックIB迎撃弾
陸上・海上のいずれでも、SM-3迎撃弾は試験で優れた成績を上げています。2014年、ブロックIB型がハワイのイージス・アショア試験施設で初めての発射に成功しました。さらに同じ年に太平洋上で行われた、非常に複雑に統合された対空ミサイル防衛演習では、短距離弾道ミサイル標的の破壊に成功しました。2017年には実際の脅威シナリオシミュレーションを用いたNATOによる多国間共同演習にも参加しました。同盟国と企業との強力な提携は、世界各地の複雑な脅威を打ち負かす備えを万全にするのに役立っています。

SM-3ブロックIB迎撃弾は、強化型2波長赤外線シーカーと最新の操舵・推進能力を備えており、向かってくる標的に対してミサイルを方向付ける、短いバーストによる精密推進力を使用しています。2014年に運用開始され、世界中に展開する米国海軍艦船に初めて配備されました。

SM-3ブロックIIA迎撃弾 – 平和のための提携
次世代SM-3ブロックIIA迎撃弾は、日本企業との密接な協力により開発・製造されており、陸上と海上の両方に配備される予定です。これには2つの新しい機能があります。1つは、大型化されたロケットモーターで、弾道ミサイル脅威に対してより広範な領域の防衛が可能になっています。もう1つは、大型化された飛翔弾頭です。この迎撃弾の飛翔弾頭は機能強化されており、探索・識別・捕捉・追跡機能が向上し、技術の進んだ新たな脅威に対応しています。

SM-3 IIAミサイルは、2017年前半に初の標的衝突試験を行い、先進弾道ミサイルの迎撃に成功しました。完璧な迎撃の後、標的なしの飛行試験にも2回成功を収めました。

Block IIA型は、欧州ミサイル防衛システムの中核となっています。ポーランド陸上に配備されることで、欧州の段階的向上アプローチの第3フェーズが完了します。

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